株式会社リソース・インターナショナルは海外の最新トレンドを「Resource News」としてお届けしています。
株式会社リソース・インターナショナルより
海外の最新トレンドを「Resource News」としてお届けしています。 |
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Panaz より、リサイクルポリエステルを使用したコレクションが発売となりました。
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イギリスのテキスタイルブランド「 Panaz」より発売となった「ECO Twist」シリーズは、ペットボトルを原材料とする100%リサイクルポリエステルを使用したイスバリ地で、クレープ地のようなシボ感のある、柔らかなテクスチャーです。
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ベーシックなプレーンカラーのコレクションは、深みのあるカラーの19色展開。ソフトで繊細なテクスチャーながら摩擦強度90,000MDと十分な耐久性があります。
更に、同時発表の幾何学模様プリント「Quantum」コレクションは、60~70年代をイメージしたポップな柄 3デザインを収録。ベースとなる生地は同じくソフトな風合いで、「リサイクル」のイメージを大きく進化させます。
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天然を凌駕する ~ スエード調人工皮革 ALCANTRA
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自動車内装用人工スエード生地の最高峰として名高い「アルカンターラ / ALCANTARA 」。
ランボルギーニ、フェラーリ、ランチアといった名だたる高級車メーカーから絶大な信頼を得、各車メーカーの上級モデルや特別仕様車のシート・ダッシュボード・ドアトリム・ヘッドライナーなどの内装にもアルカンターラが採用されています。
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耐久性、耐光性、通気性、難燃性など機能性が極めて優れている一方で、手触りも素晴らしく見た目も美しい。高級自動車が求める厳しい基準を担保しながら、快適で高級感あふれる空間を作り出せるそのスマートさによって、理想的なパートナーとして認められてきました。
アルカンターラは、「メイド・イン・イタリア」と「デザイン」をブランド・コンセプトの土台に据え、常に進化し変化し続ける「未来の素材」であると品質への自信を滲ませています。
才色兼備なその素材(スエード調人工皮革)は、乗り物の内装材という枠を超え、ファッションやインテリア、家電の分野でも多くの人を魅了しています。
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アルカンターラは、1970年に新たな繊維として日本で誕生しました。
東レ株式会社の研究室で開発された高級スエードに似せた化学繊維は、「エクセーヌ」として発表されました。
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当時、「アダムとイヴのイチジクの葉以来、人が纏うもっとも画期的な素材」とまで称されたこの新素材は、いまだかつて比類のない発明と評され、現在でも科学的に最先端の独自性を保っています。その後改良を繰り返しながら、商品として様々な用途へと広がっていきました。
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新素材発表の2年後1972年に、この特許の商業利用を目的として、東レとイタリア企業のジョイントベンチャーが設立されました。イタリア中部のラーネ・モントーロに工場、ミラノに本社をおくこの組織が、後にアルカンターラ社と名称を変え現在に至っています。
「イタリア」を前面に出したブランディングが成功し、アルカンターラは欧州でヒット商品となりました。現在では、日本で東レによって生産されているものを「エクセーヌ(現在はウルトラスエード)」、イタリアで生産されているものを「アルカンターラ」と使い分けられています。
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アルカンターラは、マイクロファイバーの不織布からできています。
天然皮革の強さとしなやかな風合いは、極細のコラーゲン繊維が100本以上束になって絡み合っている構造に起因することから、構造的に類似しているそれまでの不織布の、1桁も2桁も違う繊維の太さの解決に挑みました。
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原料となるポリエステルの極細繊維は、断面積で髪の毛の400分の1、全長900キロメートルで1グラムという細さです。この極細繊維の束と高分子弾性体を緻密に立体的に絡み合わせることにより、従来の織物・編み物にはないまったく新しい素材が誕生しました。
東レのウルトラスエードのサイトにその構造が公表されています。
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この人工皮革の製法の基本は、①特殊繊維を作る技術、②特殊繊維の立体的絡合シートを作る技術、③超極細繊維を発生させる(繊維束化)技術、④内部結合点を作る(ポリウレタンのようなものを含浸させる)技術、⑤表面の繊維束を解除して微細な立毛を発生させる技術、⑥超極細繊維シートの染色と仕上げを行う技術、の組合せから成ります。
超極細繊維の成分が非常に細くなるとそのままでは紡糸できないため、他のポリマーで包んで見かけ上は太い繊維として紡糸を容易にし、後に他のポリマーを除去して超極細繊維を残すという方法(海島繊維)の発見は、合繊業界で次々に極細繊維の応用製品を生むイノベーションの契機となりました。
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画期的な発明といわれたエクセーヌやアルカンターラの凄さはどこにあるのでしょうか。
それは、パフォーマンス性の高さと美しさの両立といえるでしょう。
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本革のスエードは、なめした革裏をサンドペーパーなどで擦り起毛させたもので、ツルツルした一般的なスムースレザーに比べ柔らかく、上品な光沢感と温かみが魅力です。子牛や子ヤギなどが使われます。
一方、アルカンターラは本物のスエードの風合いをそのままに、天然皮革ゆえの弱点を補う性能が備わっています。組成はポリエステルとポリウレタンで、汚れやくすみの心配がなくとても軽量です。
アルカンターラの特性
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* アルカンターラには、用途に応じいくつかの仕様(厚みのバリエーション)があります。
摩擦強度および質量につきましては、標準仕様の値を掲載しています。
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スエード調人工皮革という素材は、その汎用性から限りない用途を生み出します。
車の内装ばかりでなく、ドレス、ソファ、バック、ショーケース、タブレット端末へ、その用途は広がり、アルカンターラは装うモノすべてを個性的に変化させます。
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デザインへのリテラシーは、メイド・イン・イタリアとなったアルカンターラの大きな武器でもあります。また、アートやファッションの世界にも常に目を向けており、毎年アーティストやデザイナーたちとコラボしたインスタレーションを公開するなど、商品の新たな魅力を追い続けています。
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アルカンターラの製品は、基本的には1種類で、用途により厚みを変えています。ファッション用には薄手、イスバリ向けには厚みをつけバッキングを併せています。防炎性や耐紫外線性など機能をさらに強化するための加工がプラスされている仕様もあります。
インテリア向けの商品は、プレーンな無地は76色展開です。
アルカンターラの表面にプリントやレーザーカット、エンボス、ステッチ、刺繍などを施したユニークなコレクションも発表されています。
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アルカンターラでは、サステナビリティに対する重要性を早くから認識し、経営の柱とし極めて強いコミットメントを展開しています。
製品はカーボン・ニュートラルを実現しています。アルカンターラは2009年にすでにこの目標を達成し、最も厳格と言われる国際認証機関のうちのひとつ「TÜV SÜD」からカーボン・ニュートラルの認証を取得しています。
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カーボン・ニュートラルとは、生産プロセスだけでなく、製品の使用と廃棄の段階も含めて、CO2排出量の正味バランスをゼロとすること。
アルカンターラは毎年、生産工程から製品ライフサイクルの終了まで、会社の活動と製品に起因する温室効果ガスの排出量を測定し、それを削減するための行動を実施しています。タイのバイオマス発電やラオスの水力発電など、認証・検証済みのオフセット・プロジェクトを通じて、CO2排出を相殺する活動を行っています。
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その他、ステークホルダー参加型の活動を推進しています。企業活動の中で、直接的または間接的にかかわる組織や人にもサステナビリティへの協力を仰ぎ、輪を広げていこうとするものです。
アルカンターラ社が毎年発行する充実したサステナビリティ・レポートには、並々ならぬ覚悟と気概が感じられます。こうした企業姿勢も、製品としての「アルカンターラ」の人気の要因の一つとなっています。
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展示会で発表された新作商品やコレクションを弊社取り扱いの海外ブランドと併せてご紹介いたします。
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クオリティ・ファースト / Tisca (スイス)
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製品を製造し販売する上で「確かな品質」であることは、とても大切なことであり実現には大変な努力が必要です。スイスのテキスタイルブランド「Tisca」は、品質は看板であり同時に義務であると考え、信頼性を保持しつづけることを信念として取り組んできました。
Tisca社は、1940年手織りじゅうたんのメーカーとしてスタートしました。ファミリー企業として始めた事業は、真摯なモノづくりへの取り組みが評価され、現在はグローバルに活躍する企業グループへと発展しました。
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Tisca社は4つのカテゴリの商品群を持っています。「カーペット」「ファブリック」「航空機・船舶・バス・列車用テキスタイル」「スポーツ用人工芝」、それぞれの分野で確かな商品を送り出しています。
カーペットは、ウィルトン織りとマシンタフトを中心に、じゅうたん本来の機能と美しさを十二分に引き出したベーシックなコレクションが充実しています。
ファブリックは、傘下ブランドMIRA-X を中心にコレクションを展開。トレビラCSを使用した難燃性と機能性にこだわったカーテン生地、とくにシアーは美しく種類も豊富です。
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